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胡蝶蘭(ミディ胡蝶蘭)
洋ランの代表格。清楚でエレガントな花姿が魅力です。



じょうずな扱い方

 最も人気の高い洋ランで、日本では胡蝶蘭の名で広く親しまれています。和名は花弁が左右に大きく張るその花姿が、舞う蝶のよう見えることから名付けられたもの。凛とした花を整然と咲かせるさまは気品に満ち、贈答用にも最適です。流通しているものは原種を改良したものが多く、ほとんどは白花の大輪品種ですが、最近ではピンクや黄など花色も豊富になっています。

●お手入れ・育て方のポイント
 開花株は日の当たるレースのカーテン越しの窓辺に置き、鉢土が乾いたら水やりしてください。寒さに弱いので、夜でも最低気温を10度以上に保つようにしましょう。

●置き場所
 冬期は15℃、できれば18℃を保てる場所が望ましいのですが、この温度を保つには簡易温室が必要です。簡易温室がない一般家庭では、できるだけ暖かい場所に置き、最低7℃は保てるようにします。これ以下になると株が枯れてしまいます。ただ、暖かい場所といっても暖房が直接あたる場所は避けてください。秋から春にかけてはガラス越しの日光が良く当たる場所に置きます。夏の間は直接日光が当たらない戸外に置くようにします。

●水やり
 春から秋の温度の高い時期は十分に水を与えますが、秋の半ばから水はやや控えめにしていき、冬期は乾かしぎみにします。とくに低温になる場合、水やりは控え、1週間に1回程度とします。また、冬期は乾燥しやすいため、株全体に霧を吹きかけてやることも必要です。ツボミがついている場合、空気中の湿度が下がると落ちやすくなるので注意しましょう。

●肥 料
 1週間に1回、市販の液肥を水やりをかね、規定の濃度よりやや薄めにして与えるとよいでしょう。ただし、開花中および15℃を保てない冬期は肥料を与えないようにします。

●植え替え
 花を切った後、早めに一株ごとに単鉢に植え替え、古い水苔を取り除き、傷んでいる根を切ります。根は新しい水苔で包み植え替えてください。

●開花期の管理
 しばらくはそのまま管理します。最低気温が15℃くらいになったら戸外に出してもよいでしょう。水苔が乾いたら15℃くらいのぬるま湯をたっぷり与えます。必ず乾いたらあげるようにして水はためません。9月には室内へ戻します。

●病害虫
 洋ランは病害虫の元になる泥跳ねを嫌います。特に6〜8月の間は台などを用意し、地面に直接触れないようにして管理しましょう。環境によってダニやカイガラムシがつくことがありますので、ダニは園芸店で市販されているダニ剤で駆除し、カイガラムシはヘラなどでこすり落とすようにします。
 また、高温多湿の環境で株が蒸れると、軟腐病が発生します。株が腐るとやがて葉も黄色くなり枯れてしまうので、風通しをよくすることが肝心です。

学 名 Palaenopsis spp.
分 類 ラン科 ファレノプシス属(コチョウラン属)
別 名 ミディコチョウラン
和 名 胡蝶蘭
英 名 moth orchid
草 丈 10〜30cm
草 姿 非耐寒性多年草。茎は長くしなやかなカーブを描き、地際の茎から伸びる花茎に1〜2輪から数十輪の花をつける。花径は3〜10cm。
花 色 白、ピンク、赤、黄

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