| 花色が豊富で、変化に富んだいくつもの品種があります。中でも最もあでやかで人気の高いグループは、ヤマユリをはじめとするオリエンタル系で、交配親がすべて日本産のユリであることから、ジャパニーズ・ハイブリッドとも呼ばれています。このグループは紅、ピンク、白を基調にし、とてもシックで上品。主流は有名な「カサブランカ」のような大輪系で、他にラッパ型やろうと型などもあります。オリエンタル系は落葉樹林の傾斜地に自生する品種ですので、水はけのよい明るい日陰で育てましょう。
●お手入れ・育て方のポイント
オリエンタル系は、ヤマユリの血を濃く受け継ぐため、夏の高温や直射日光、土の乾燥を特に嫌います。育て方のポイントとしては、日光が直接当たらない場所に置き、毎日欠かさず水遣りをするようにして下さい。用土については、有機質に富んだやや重い土で水はけのよいものが理想的です。
●置き場所
オリエンタル系は半日陰程度の日照条件を好み、暑さに弱いので、木漏れ程度の日が当たり、球根が夏の乾燥と高温から守られる場所を選んで育てましょう。夏場は風通しがよく、涼しい場所がベストです。越冬は0度以上が目安です。
●水やり
表土が乾いたら水やりします。特に冬の間に鉢土を凍らせたり、乾かさないように注意してください。オリエンタル系、アジアティック系とも水はけのよい土に植えることが大切です。
●肥 料
花が終わったら、9月末くらいまでをめどに月1〜2回、液肥を施します。
●ふやし方
鉢植えの場合は球根を堀りあげ、土だけを落として植え替えます。
●病害虫
ウィルスを媒介するアブラムシの防除に努めます。特に新芽を狙われることが多いので、この時期には注意が必要です。このほか葉枯病、疫病、さび病などが発生することもあるので、排水と風通しをよくするように気をつけ、市販の殺虫剤などを使って予防しましょう。
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