冬を代表する花をして知られるシクラメンの原産は地中海沿岸です。じょうずに育てれば6カ月近く咲き続け、花後に肥料をやると毎年楽しめます。
●お手入れ・育て方のポイント
冷涼な気候を好むのが特徴で、暑さに弱い性質を持ち、30℃を越すと急に元気がなくなります。夏は戸外の涼しい半日陰で管理しましょう。凍らない限りは低温に強いのですが、20℃以上の暖房の効いた室内だとダメージを受けるので注意が必要です。シクラメンは花芽をたくさん作り続ける植物ですので、大きく長く咲かせるためには肥料が欠かせません。
●置き場所
太陽が大好きな植物で、日照不足や乾燥が続くと葉の色が黄色くなったり、茎が細くなるなどの影響が出ます。冬は暖房の影響を受けない日当たりのよい窓際で、春と秋は屋外の日なた、夏は風通しのよい涼しい日陰で管理します。気温は2℃くらいまで耐えられますが、秋が深まり、10℃を切るようになったら室内に取り込みましょう。育成温度は15〜20℃を目安にしてください。また、雨に当てないのも原則です。
●水やり
水やりが多すぎると根ぐされを起こし、乾きすぎると今度はしおれてしまいます。水やりは鉢土の表面が乾いたら十分に与えるようにするのが目安です。
●肥 料
市販されているシクラメン専用の液肥が最適です。回数は7〜10日に1回のペースを目安に。それが難しいようでしたら1000倍に薄めた液肥を月に1回施してください。
●開花期の管理
咲き終った花は、切らずに花茎ごと抜き取ります。花茎が残っているとそこから病気が発生することがあるので、しっかりと抜き取るようにしましょう。同様に黄色くなった葉も早めに取り除くようにします。夏の暑さ対策さえキチンとできれば翌年も花を楽しめますので、夏場は雨の当たらない風通しのよい涼しい日なたで管理しましょう。
●ふやし方
ふやすのは種まきで、最適な時期は10月頃。発芽まで1カ月くらいかかりますので、その間は涼しい室内で管理し、発芽したら日当たりのよい場所に移してやります。水やりは鉢土が乾いていたら与える程度でかまいません。
●病害虫
比較的低温で湿度がある環境だと、花に斑点状のシミができたり、葉や球根を腐らせてしまうポトリチス病にかかりやすくなります。シクラメンの場合、1つの鉢から周りの鉢へと感染してしまうので、早期発見・早期治療が大切です。株の中を見て、茎がとけていたり、カビのようなものが生えていたらこの病気が疑われますので、噴霧器を使って葉の下や球根に殺菌剤を散布してやりましょう。殺菌剤をあらかじめ散布しておけば、病気の予防にもなります。
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