| 中国では花の中で最も豪華で気品の高い花として愛され、古くは花王と称されていました。日本に渡来したのは奈良時代の頃で、薬用として栽培された後、花木として普及。ボタン科はボタン1属ですが、もともと品種は多く、園芸品種も100種以上作られています。根皮には解熱沈痛作用があります。生け花の花として流通しているほか、和風・洋風の庭園用の花としても人気があります。鉢植えの場合は、6号鉢以上の大型の鉢を使用しましょう。
●お手入れ・育て方のポイント
植え付けや植え替えに適した時期は10〜11月に限られ、春に行うと病気にかかりやすくなるので注意が必要です。土は水はけのよいものを用意します。
●置き場所
寒さに強く、冷涼な気候を好みますが、鉢植え、地植えとも半日以上、日の当たるところに置くようにします。夏場は風通しのよい涼しい場所で管理します。
●水やり
鉢植えの場合は鉢土の表面が乾いたら、たっぷり水やりを。水切れが重なると、元気がなくなってしまうので注意しましょう。また、過湿も苦手です。地植えの場合は真夏以外、必要ありませんが、炎天下が続いたときは水やりを行ってください。
●肥 料
緩効性の肥料を分けて施しましょう。2〜3月は有機質の肥料を。5月と9月頃には株の根元に化成肥料の置き肥を施し、9〜10月は化成肥料のほか追肥として油粕と骨粉を1:1で与えるとよく育ちます。地植えの場合は置き肥だけで十分です。
●開花期の管理
花が咲いたあと、葉のつけ根に芽が出ますが、そのまま放っておくと枝葉が生い茂り、花や株の生育に影響が出ます。花が終わったら花茎ごと早めにカットしてしまいましょう。6月頃に側芽がついたら、各枝の芽を2つほど残し、全てかき取ります。こうしておくと確実に花芽をつけるようになります。
●ふやし方
シャクヤクのゴボウ根を台木にし、接ぎ木でふやします。穂木はその年に伸びた枝を10cmくらいの長さにカットしたものを使います。
●病害虫
灰色カビ病、アブラムシ、カイガラムシが発生することがあります。殺虫剤、殺菌剤で手入れをしておきましょう。
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