かの有名な織田信長といえば、「人生50年」の言葉が思いつく方も多いのでは。戦国時代の平均寿命は50歳ほどでしたが、当時の"お年寄り"は何歳くらいだったのでしょうか。今回はそのような疑問について調べてみました。
平均寿命が50歳とは、あくまで「寿命の平均」が50歳ということです。つまり、生まれてすぐに亡くなる人が一人いて、100歳まで生きる人が一人いたら、この場合の平均寿命は50歳となります。現代と違って当時は生まれてすぐ亡くなる人が非常に多かったそうです。
また、戦のため、若くして亡くなる人も多くいました。これらのことにより平均寿命が短くなったのです。現代よりは勿論少なかったでしょうが、戦国時代に拘わらず70歳80歳まで生きる人は普通にいました。関ヶ原の戦いに敗れた西軍側の武将宇喜多秀家は83歳まで生きたそうです。
つまり当時の"お年寄り"も、現代と同じように還暦あたりからだったのではないでしょうか。