「きれいに咲く花を、長く楽しめたらいいのに」
そんな想いから始まった蓼科プランツは、2018年で23周年。
豊かな自然の中、静かな時間が流れる長野県・蓼科の地に根ざし、生花からドライフラワーを作ることにこだわり続けてきました。(蓼科プランツ)
ドライにした花は、生花には見られない豊かな色彩や風合い、質感を持ちます。香り、色味があせた後に宿る、新しい美しさ。そんな独自の世界観が、ドライフラワーの魅力です。また、時間とともに少しずつ退色していく過程そのものも、繊細できれいなんですよ。
ドライフラワーでは欠かせない、よく知られた花ですが、蓼科プランツでは特に発色が自慢です。ピンク、白、サーモン……。さまざまなカラーがありますが、天然の色でここまできれいに色づくことって、一般的にはなかなかありません!秋に収穫する花は、とりわけ色鮮やか。慣れたはずの私たちでも目を奪われるほどです。
ちなみに、同じ植物であっても収穫する時季によって色の出方が変わります。例えば赤色のセンニチコウは、夏→秋→冬と季節が進むにつれ色味が濃くなっていきます。
蓼科プランツの花材がひときわきれいなのは、この地域の気候にヒミツがあります。一日の寒暖の差が大きく、晴天率の高さから日射量も多いこと。これが、花のすばらしい発色と密に関係しているのです。花材が高品質だからこそ、さらにきれいなドライフラワーへと変身していきます。
信州の春は遅いです。まだ寒さ厳しい3月から種をまき、苗をつくるところから始めます。夏、愛情こめて育てた花たちが咲き始めた時の感動はひとしお。収穫のタイミングは、花ごとに最適なタイミングを見極めなくてはなりません。長年の経験がそこで生かされます。収穫は7月頃から10月後半まで続きます。
花を収穫するのは、必ず朝からと決めています。朝の植物は新鮮な水分を多く含み、パキッと摘み取りやすい状態だからです。その後は、42℃に設定した専用の部屋で約2週間。花の状態を確認しながら乾燥させればできあがり。完成した花たちは、専用の箱に入れ大切に保管します。
お部屋を彩るインテリアとして楽しむのはもちろんですが、デコレーションアイテムとしても素敵に使えますよ。例えば、メッセージカードにマスキングテープで留めたり、贈り物のラッピングにヒモで飾ったり。簡単なのに、とっても華やかに変身しますのでお試しください。
イチゴは国産では珍しい夏苺を約1万株。いま栽培管理方法を確立すべく頑張っているところです。トマトは「少量でもいいものを」にこだわり、約2,000本を水耕栽培で。地下50メートルを流れる、良質な霧ヶ峰の伏流水を使っています。おかげさまで味の評判も良く、都市部のレストランなどに出荷しています。
蓼科プランツのスタッフは、みんなお花が大好き。大好きな者どうしだから、大変な作業も汗をかきつつ、全力チームプレーで花たちと向き合っています。いろいろな花がドライフラワーになるし、魅力がある。この美しい世界を、もっと多くの人に知ってほしい!
たくさんの種類の花からデザイン性のある商品を作りたい!
生花の世界も猛勉強しながら、新たな作品作りに取り組んでいます。
蓼科プランツのドライフラワーを是非、楽しんでください!