多くの人が「お父さんへの感謝」について改めて考え、想いをめぐらせる父の日。亡くなったお父さんを偲んで、お父さんが喜ぶようなお花やプレゼントを贈りたいと考える方もいらっしゃるでしょう。ここでは、そもそもお父さんへの追悼として生まれた父の日の起源を振り返りつつ、父の日に天国のお父さんに向けて贈るおすすめのお花についてご紹介します。
父の日の始まりは1909年。アメリカのワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッドという女性が、母の日と同じく父親にも感謝を捧げる日が欲しいと訴えたことに端を発します。彼女の父であるウィリアム・ジャクソン・スマートは南北戦争に従軍した軍人で、男手1つでソノラたち6人兄妹を育てあげた苦労人でした。その後、父ウィリアムは再び戦地へ戻り亡くなっていますが、娘であるソノラには父の思い出とともに、感謝と深い尊敬の想いが遺されたのでした。
母の日もまた、20世紀初頭にアンナ・ジャービスというアメリカ人女性が、お母さんのために行った追悼集会が起源であると言われています。その際アンナはお母さんが生前好きだった白いカーネーションを参加者に配り、このことから亡くなったお母さんには白いカーネーションを、存命のお母さんには赤いカーネーションを贈る習慣が生まれています。
父の日も同様に、ソノラが父の墓前に白いバラの花を供えたというエピソードが伝わっています。父の日のシンボルカラーは日本では黄色であるため、存命の父には黄色いバラを渡しますが、亡くなったお父さんには白いバラを捧げる習慣はここから生まれました。
父の日と母の日どちらに関しても、お父さんお母さんへの感謝を改めて考え直すきっかけが亡くなった親を偲ぶ気持ちからだったというのは、何かしみじみと感じ入るものがあります。そしてそんな心に優しく寄り添う存在として、傍らにはいつもお花があったのです。
とはいえ父の日に墓前や仏前に供えるお花は、白いバラだけに限定する必要はありません。お父さんへの想いを表すことができれば、どのような花・色であっても構わないとされています。
お父さんが生前好きだった種類のお花や、好きな色を基調としたアレンジメントやブーケは多くの方に選ばれています。ピュアな白や淡いピンク、落ち着いたブルーや紫、心を和ませる緑をベースにすれば、上品かつ穏やかな色合いになります。葬送のお花の定番であるユリのほか、トルコキキョウ(リシアンサス)、カスミ草、シンビジウムなどはそれらの色を揃えるお花として、お供え用の花束やアレンジメントによく選ばれています。
お花の香りは天国まで届いて亡くなった方にも好まれると伝えられているため、お供えのお花には生花がよく使われます。ただし生花は管理の手間がかかり、飾ることのできる期間も限られているため、お父さんに長く父の日のお花を楽しんでもらいたい場合はプリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーもおすすめです。
注意点としては、お供えにはふさわしくないされている品種もある点です。父の日のシンボルはバラですが、一般的に棘のあるお花は避けた方がよいと言われています。またシャクナゲや彼岸花など毒のあるお花もNGです。これらのお花を好きだったお父さんの場合、家族同士で話し合って家庭内で飾るのは問題ないですが、他人へのギフトとして渡すのは避けた方がよいでしょう。
ここからは、父の日に天国のお父さんへ向けて贈るのにふさわしい、おすすめのお花の種類を解説します。
亡くなられてまだ日が浅いお父さんの場合には、ホワイト系のお花を飾ることが多いです。純粋・無垢・清らか・神聖なイメージがある白は、見る人の心を落ち着かせてくれます。
白のバラのほか、白いユリはその凛として高潔な佇まいと良い香りで、天国のお父さんへ贈るお花としてぴったりです。フリルを重ねたようなカーネーションやトルコキキョウ(リシアンサス)はふんわりと可愛らしいイメージになり、お父さんを想う気持ちを優しく包み込んでくれます。
ガーデニングや園芸など、お花や植物が好きだったお父さんの場合、特に好きだった色や種類のお花を飾ってみてはいかがでしょう。家族みんなでお花を囲みながら、お父さんの思い出話に花が咲きます。
明るくにぎやかな性格だったお父さんには、その人柄を偲ばせるように活き活きとした、オレンジやイエローなどの花束やアレンジメントも素敵です。淋しい思いになってしまうこともある父の日に、仏壇や写真を飾っているお部屋を華やかにしてくれます。
仏前や神前、霊前に捧げるお供え品は、亡くなった方を偲んだり感謝を捧げる意味を持ちます。お花はもちろん、果物やお菓子、お線香なども定番ですが、特にお線香には場や空間を清める効果があり、その美しい香りが天まで届いて仏様が召し上がるとも言われています。
お花とお供え品のセットは、お仏壇や写真の側など、飾る場所を華やかにもしてくれます。お父さんへの感謝を伝える父の日に、心を込めてお花とお供え品のセットを贈ってみてはいかがでしょう。
カーネーションやリシアンサス、アルストロメリアとグリーンを合わせ、優しさに満ちたアレンジメントを、お香の老舗である鳩居堂のお線香と組み合わせました。鳩居堂の香の製造は創業以来300年を誇り、研究と洗練とを重ねた製品は精良無比として高い評価を受けてきました。なかでも「いかるが」は、質の良い白檀を基調に、花や木々の香料をあわせた清涼感のある上品な香りで、昭和の初めから変わらぬ伝統のお線香です。天国のお父さんと見守る家族を優しく包み込むセットです。
ここまで、亡き父を偲ぶために生まれた父の日の起源から、父の日に亡き父に贈りたいおすすめのお花についてご紹介してきました。お花やお供え品を通じて天国のお父さんへ想いをはせ、改めて感謝の気持ちを伝えることは、そこから始まる日々を前向きに豊かに過ごすことへと繋がります。こちらのコラムを参考に、天国のお父さんが喜ぶ父の日ギフトを贈ってください。
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日比谷花壇は1872年(明治5年)に創業いたしました。庭園業を原点に、以来日本を代表するホテルへの出店、宮内庁からのご用命、重要な外交シーンの会場装飾など、花屋の域を超えて歴史の重要なシーンの数々に携わってきました。ブライダル、ショップ、EC、お葬式、法人営業、官民連携の6事業を基軸に、現在約16の多彩な事業モデルを展開。結婚披露宴でおなじみの花束贈呈は、実は日比谷花壇が70年以上も前に発案したもの。ブライダル会場の装花スタイル確立にも大きく貢献してきました。北海道から沖縄まで、全国の主要駅や百貨店、ホテルなどに約100店舗を展開しています。全国有数の生産者が育てる高品質なお花をお届けいたします。