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産地紹介①

愛知県田原市 「アルストロメリアの美しさに感動しました」

2024.04.15

母の日 デザイナーズ花束「ヴィフレア」

今年、母の日のフラワーギフトは、どんなお花を贈ろうかと悩んでいませんか?

日比谷花壇オンラインショップでは、産地にこだわったお花を取り揃えています!
今回は、アルストロメリアの生産地である愛知県田原市の産地をご紹介します。

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アルストロメリアの生産を始めたきっかけ

採花が終わったアルストロメリアの出荷作業を行っている JA愛知みなみ アルストロメリア出荷連合代表の惣卜(そうぼく)さんにお話を伺いました。

初めに、アルストロメリアの生産を始めたきっかけなど教えてください。

「アルストロメリアの生産に関しては、私が初代です。
父は農家で、キャベツなど作っていました。
キャベツの出荷のない秋に先輩に誘われて温室のアルバイトをしたのがきっかけとなり花を始めました。
先輩には無理だと言われましたが、悔しくて努力しました。
それが36年前のことです。

最初はカスミソウ、ラークスパー、デルフィニウムなど色々なものを作っていましたが、ある時、師匠にあたる方に『アルストロメリアをやったらどうだ』と勧められたことがきっかけで始めました。」(惣卜さん)

この地域での生産の特徴などを伺いました。

この地域での生産の特徴などを伺いました。

「温暖な気候と日照時間の長さから、特に冬場の花色にこの地域の特徴が出ます。
長野県・北海道・山形県など、色々な産地がありますが、他の産地よりも花色には自信があります。発色も鮮やかです。
また、管理も冬場に花色を出すために、ハウス内で暖房機を使用してます。高い温度設定を保っていないと花色はしっかりと出ません。
同じ品種をみてもらうとわかると思いますが、寒い地域のアルストロメリアよりも花色の違いは明らかかと思います。」(惣卜さん)
こちらで生産されているお花のラインナップや特徴など教えてください。
現在100品種を超える作付けをしています。段咲品種については、独自に、通常よりも花を多く咲かせて出荷をする『極』というブランドを立ち上げて販売しています。

苗はオランダからのほぼ輸入なんですが、毎年、多くの品種がでてきます。

JA愛知みなみは、通常タイプのものだけではなく、市場性を考えた中で新品種をほかの産地よりもいち早く導入を試みています。
今、段咲品種でも、ブライズメイド、パール、ファンファーレ、イノセントマリー、マリアベールなど、かなり品種も多くなっています。
アルストロメリアの品種はオランダの種苗会社3社くらいから日本に導入されてますが、その中でも1番市場性の高い品種を選んでいます。
マーケットで売れないものは作付けしない。
ロスになりますからね。」(惣卜さん)

JAさんとの信頼関係で、花の生産集中できる

JAさんとの信頼関係も大事という事ですが、地域の生産者みなさんはいかがでしょうか。

「この地域の魅力は仲間意識が強いことです。JA出荷も盛んで、この地域はみんなで助け合っています。
悩みがあったら先輩が相談にのってくれるし、情報を部会で共有しています。昔からそういう土地柄がいいところですかね。
あとは、JAの担当者がとても良くしてくれるので、大変感謝します。
生産者だけでは無理なことがあるので、各機関の担当者との関係性の良さも、生産が伸びる要因だと思っています。部会も同様で、JA、経済連など関係各所のみなさんに恵まれているから、安心して出荷できています。(惣卜さん)

生産での苦労されていることなどあれば、教えてください。

「『やっぱり夏の暑さです。猛暑というか酷暑、、。』
私たちの産地は地面の温度を株の生育の適温の20度以下に保つように地中冷却装置を使っています。
その電気代は大変ですが、費用をかけただけ良いものができます。

冬場の加温も苦労しますが、冬より夏の方が大変です。
暖房機の重油も例年より高騰していてコストは上がってますが、今年の冬は暖かいのでまだ助かっています。

コストダウンだけを考えたら皆さんに満足してもらえるようなお花が供給できないと、部会一同、コストだけを考えず、マーケットで好まれるような栽培を心がけています。」(惣卜さん)

日比谷花壇の母の日商品で展開頂く、品種、特徴、魅力

日比谷花壇の母の日商品で展開頂く品種、特徴、魅力を教えてください。

「今回ご紹介する花束で使用されるアルストロメリア『ブライズメイド』『パール』。ブライズメイドとパールは、段咲で咲く品種で、通常タイプの品種との1番の違いは花持ちがとてもいいです。この産地のアルストロメリアは、花を多く咲かせてます。」(惣卜さん)

さらに、栽培するうえでのこだわりを教えていただきました。

「温室環境の調整です。花のスタイルをよくするために、しっかり換気をすることで枝の硬いものを作る、温度を保って栽培することで、花を上部に咲かせ、豊かな花つきになります。
温度が足りなかったり、肥料が多すぎてメタボになりすぎてしまったり、2番花が長くなりすぎたり、葉っぱが大きくなってしまうなど、同じ品種でも全然違ってしまうので面白いですよね。

市場などで見てもらえば産地の違いをわかっていただけます。愛知みなみのアストロメリアはスタイルがいいです。メッシュ(花の保護用のビニールカバー)にいれて競りにかけた時に花がすごく咲いている、花がはっきりわかるものを目指しています。」(惣卜さん)

日比谷花壇 筧久未子シニアデザイナーのコメント

  • 母の日 デザイナーズ花束「ヴィフレア」

デザイナーズ花束「ヴィフレア」
「母の日に贈るアルストロメリアの魅力」

年々気温が上昇し、お花にも厳しい環境となってきています。
そんな中でも、ボリューム感があり、長く花を咲かせてくれるアルストロメリア。
母の日の贈り物には、きっと喜んでいただけると思い、今年のデザイナーズ商品の素材として選ばせていただきました。
美しい姿で、長くお楽しみいただけるように花束にアレンジしました。

花束には、バラやカーネーションも一緒にデザインしておりますが、他のお花が終わってしまっても、アルストロメリアだけを別にして飾っていただけば、次の段のつぼみが咲く姿をお楽しみいただけます。

お花が好きなお母様にはきっと喜んでいただけると思います。

JA愛知みなみのみなさんが、丹精込めて作ってくださっているアルストロメリアは、本当に花もちが良いです。2番花まできれいに咲きます。
ピンクの「ブライズメイド」は優しいピンクの花、ホワイトグリーンの「パール」は清楚でナチュラルな印象です。

そんなアルストロメリアと、ピンクのシャーベットカラーのバラやカーネーションを合わせて、柔らかく優しい印象の花束に仕上がっています。

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生産地域紹介

愛知県渥美半島は、美しい自然景観と豊かな海の恵みが魅力の地域です。

半島には清流や広大な森林が広がり、四季折々の美しい風景が楽しめます。
特に、渥美半島の海岸線は美しい砂浜や透明度の高い海水で知られ、海水浴やマリンスポーツが盛んです。
また、新鮮な海産物や地元料理も楽しむことができ、地域の文化や食文化に触れることができます。渥美半島には歴史的な観光地や温泉地も点在し、伝統と現代が調和した魅力的な地域です。

日比谷花壇の母の日
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