産地紹介②
千葉県南房総市 「自然豊かな地での洋ランの生産」
2024.04.15
今年、母の日のフラワーギフトは、どんなお花を贈ろうかと悩んでいませんか？
日比谷花壇オンラインショップでは、産地にこだわったお花を取り揃えています！
今回は、洋ラン ミディファレノの生産地である千葉県南房総市の産地をご紹介します。
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洋ランの生産を始めたきっかけ
生産者の加藤洋ラン園 代表取締役 加藤さんにお話を伺いました。
加藤さんがこちらでランの生産を始めたきっかけなど教えてください。
「私は2代目になります。父はシンビジウム、ホワイトレースを主に生産しておりましたが、 代替わりをしてからは、カトレア、ミディファレノを始め、品種も作付け面積も増やしていきました。」（加藤さん）
この土地でのランの生産について伺いました。
「温暖な気候と長い日照時間、冬も温暖で雪が降ることや氷点下になることはほぼありませんので、ランの栽培には良い影響を与えてくれてます。
ただ、この辺は台風の被害を大きく受ける場所なんです。令和元年房総半島台風の時には、花が水につかってしまいすべてダメになってしまいました。海が近いこともあり風が強くハウスが壊れることもあります。荒天の時には、花が気になってしかたないから1日中ハウスめぐりをしてます。」（加藤さん）
この地域での生産の特徴などを伺いました
「温暖な気候と長い日照時間、冬も温暖で雪が降ることや氷点下になることはほぼありませんので、ランの栽培には良い影響を与えてくれてます。
ただ、この辺は台風の被害を大きく受ける場所なんです。令和元年房総半島台風の時には、花が水につかってしまいすべてダメになってしまいました。海が近いこともあり風が強くハウスが壊れることもあります。荒天の時には、花が気になってしかたないから1日中ハウスめぐりをしてます。」（加藤さん）
「苗は台湾の種苗会社から仕入れをしています。
見た目鮮やかな品種を多く生産していることもあり、注文したい色に相違があったりなど、思うように仕入れができないこともありますね。
最近は『くすみカラー』が人気ですが、欲しい色が廃盤になってしまったり、仕入れの難しさもあります。
害虫、病気にも細心の注意をはらいながら、季節、品種、色の出方などそれぞれの特長を把握して栽培しています。
あとは、いかに注文にお応えできるよう、出荷数を管理していくことが難しいですかね。
とにかく高品質にこだわり、値段では競争はしないようにしてます。」（加藤さん）
加藤さんの想うランの魅力を教えてください
「ランの生産にゴールはありません。同じことをしていても、同じものができるわけではない。コントロールしきれない難しさがありますが、手をかけたものはかわいいです。」（加藤さん）
加藤さんにお休みについて伺いましたが、「休んでも花が気になって仕方がない。休んでも気になってしまい。逆にストレスがたまります。」とのご回答。大切なランを本当に大事に育てていらっしゃるのだと思いました。
「苦労を苦労だと思っていないからね、、。とにかく市場やお客様に求められる花を生産する。売れる花を安定して出荷できるように心がけていますね。
母の日や結婚式シーズンなど、大きな需要が重なる時期なども安定した出荷を目指してます。
ただ、採花にあたっては、私ひとりで切っています。株の丈夫さや傷、持ちをみて判断し、高品質な花を出荷できるよう努めてます。」（加藤さん）
日比谷花壇 西澤真実子シニアデザイナーのコメント
デザイナーズアレンジメント「アルカンシエル」
「母の日に贈るミディファレノの魅力」
ミディファレノは大好きな花のひとつで、デザイナー商品を企画する際には頻繁に使っています。
ミディファレノの魅力は、ランの持つ高級感にバリエーション豊かな花色と模様がプラスされて個性的で存在感のある花であるところと、花色によって印象が異なり、重厚感のあるクラシカルな雰囲気から軽やかでロマンチックなイメージまで、様々なイメージのアレンジメントに合わせることが出来るところです。
母の日の商品では、加藤洋ラン園さんのほんのりとピンクがかったイエローベージュ系の美しいミディファレノを使わせて頂いています。もともと花が長持ちするランですが、加藤洋ラン園さんでは、元気な株を見極めて加藤さんがお独りで全てのミディファレノを切っているそうなので、母の日には元気で長持ちするミディファレノをお届け出来ると思います。
アレンジメントの他の花が終わってしまった後も、茎は短くなってしまっていますがミディファレノを取り出して、小さな花瓶にいけると長く花を楽しんで頂けると思います。
生産地域紹介
南房総市は農業や漁業も盛んで、新鮮な海の幸や地元の食材を活かしたグルメが楽しめ、地域の特産品としては新鮮な魚介類や野菜、果物など色々と楽しめます。
伝統的な町並みや風情ある港町も魅力の一つであり、地域の歴史や文化に触れることができます。南房総市は四季折々の自然美が楽しめる場所であり、観光客だけでなく地元の人々にとっても憩いの場となっています。