「叙勲」の意味とは?
国家や公共のための功労や功績に対して、国から勲章を授けることを叙勲、社会的分野で優れた行いや業績のある方に記章を授与することを褒章といいます。
ほかに、危険性の高い業務に従事した方を対象とする危険業務従事者叙勲も同日付で授与されます。
叙勲される勲章の種類
「叙勲」の種類は大きく分けて、大勲位菊花章(だいくんいきっかしょう)・桐花大綬章(とうかだいじゅしょう) ・旭日章(きょくじつしょう)・瑞宝章(ずいほうしょう)・文化勲章などがあります。文化勲章は、秋の叙勲のみ、 文化の発展に関して顕著な功績のあった方に授与されます。
「褒章」の種類は、紅綬褒章、緑綬褒章、黄綬褒章、紫綬褒章、藍綬褒章、紺綬褒章(春秋のみに限らず)などがあります。
叙勲のお祝いの選び方
実際に、叙勲祝いのプレゼントを準備しようという段階になると、何を選べばよいか悩んでしまうものです。
ここでは、叙勲祝いの選び方のコツを見てみましょう。
- フォーマルなお祝いの定番「胡蝶蘭」を贈る
- お祝いの場を華やかに演出する「お花」を贈る
- 祝い酒という言葉があるように、日本酒、シャンパンやワインなどお酒を贈る
- 相手の好みに合わせたスイーツやグルメのギフトを贈る
- 記念に残る名入れギフトやインテリア雑貨などを贈る
などが、叙勲祝いでよく贈られているようです。
お花のギフトとしておすすめは定番の胡蝶蘭ですが、その他にも、祝賀会で手渡ししやすい「花束」、パーティー会場を華やかに演出する「スタンド花」、記念の品として長く楽しめる「プリザーブドフラワー」など様々なフラワーギフトがありますので、贈る方やシーンに合わせて選ぶとよいでしょう。
注意点として、靴/スリッパ/靴下などは「踏みつける」、筆記用具などは「もっと勉強しなさい」という意味合いに受け取る方もいらっしゃいますので、なるべく避けるのが良いでしょう。
上記のコツをおさえて、本当に喜ばれる叙勲祝いを選びましょう。
叙勲のお祝いを贈るタイミング
受賞の知らせを聞いたら、早めにご自宅や事務所へお届けするのが一般的です。内定した時点で贈られる方もいます。発表直後はたくさんのお祝いがご自宅や事務所に届き、ご家族も多忙になりますので、贈るお相手の方に配慮した上でタイミングを考えて贈りましょう。
もし、お祝いの手配をすぐにできない場合は、まずお祝いの気持ちをメッセージなどで伝え、1週間~10日を目安に叙勲のお祝いを贈るようにしましょう。
会場の場所や日時に合わせて贈ろう
祝賀会や受賞記念のパーティーが催される場合には、ご自宅ではなく会場へお届けしたり、お祝いの品を直接持参する場合もあります。会場へお祝いを贈る場合は、会場によりルールが異なりますので、開催日時やスタート時間を事前に確認してから手配するようにしましょう。
叙勲のお祝いでおすすめのお花3選
実際に叙勲祝いのお花を準備しよう、という段階になると、どんなお花を選べばよいか悩んでしまうものです。ここでは、叙勲祝いにおすすめのお花をいくつかご紹介しますので参考にしてみてください。
胡蝶蘭
叙勲祝いのような、特別でフォーマルなお祝いにおすすめのお花は「 胡蝶蘭 」。胡蝶蘭は、上品でありながら華やかさもある格調高いお花として人気のフラワーギフトです。「幸福が飛んでくる」という花言葉や、鉢植えの「根付く」という意味から「幸福が根付く花」とも言われ、叙勲の受賞の祝福し、今後のご活躍を祈るギフトとして大変おすすめです。
胡蝶蘭は、サイズや輪数によって金額相場が変わってきますので、お悩みの方は「 法人向けの胡蝶蘭の金額相場 グレードの違いやシーン別にご紹介 」を参考にしてみてください。
また、叙勲祝いでは沢山の胡蝶蘭が贈られるため、誰から贈ったのか分かるよう立て札を付けて贈るようにしましょう。胡蝶蘭の立て札については「 【見本付き】胡蝶蘭を贈る際の立札とは?書き方・立て方を解説 」で詳しく説明しています。
ブリザーブドフラワーを使ったフラワーフレームアート
叙勲という大変名誉な最高の佳き日のお祝いには、その方の人生の記念として思い出に長く残るものを贈るのも良いでしょう。 「お花もプレゼントしたいけど記念残る品も探している」という場合には、特別な加工がしてあり長く楽しめる「 プリザーブドフラワー&アーティフィシャルフラワー 」はいかがでしょうか。 その中でも、色彩鮮やかなプリザーブドフラワーを紡いだフラワーフレームアートは、まるで絵画のように壁に飾っていただけるので、ワンランク上の花贈りとしておすすめのアイテムです。
スタンド花
祝賀会や受賞記念のパーティーが催される場合は、スタンド花を贈るのも良いでしょう。 スタンド花は、花束やアレンジメントよりもサイズが大きく、広い会場でも存在感を誇るフラワーギフトです。スタンド花があることで、たくさんの方が集まるお祝いのシーンを明るく華やかに彩ってくれるでしょう。
注意点として、会場によってはお花の持ち込み(お届け)が出来ない場合もあります。 パーティーが始まる前に合わせてお届けが必要になりますので、持ち込み(お届け)が可能か、開催日時についてなどを必ず事前にヒアリングしてから手配するようにしましょう。
叙勲のお祝いの贈り方と金額相場
叙勲祝いの金額相場は、5,000円~5万円が相場とされていますが、相手の方との関係、受賞の内容(社会的な知名度)、貢献度などによって多めに設定してもよいでしょう。
また「○○一同より」のような複数人で贈る場合なども必要に応じて予算を調整しましょう。
叙勲のお祝いには電報・メッセージも添えよう
友人・知人や家族、お世話になった方など、大切な方から受賞の知らせが来たら、名誉ある叙勲のお祝いの気持ちを伝える電報・メッセージを添えてお祝いを贈りましょう。
電報・メッセージを贈ることで、贈る相手にお祝いの気持ちがより深く伝わり、丁寧な印象も与えます。
叙勲のお祝いで使える電報・メッセージ例文
この度のご受章、誠におめでとうございます。心からお祝いを申し上げますとともに、今後ますますのご健勝をお祈りいたします。
この度はご受章、誠におめでとうございます。長年の功績が認められ、栄えある受章をされたこと、心から喜んでおります。これからもお元気でご活躍されますようお祈りいたします。
おじいちゃん、勲章おめでとうございます。家族一同とても喜んでいます。これからも身体に気をつけて、がんばってください。
栄えある■■章の受章おめでとうございます。日々のご精進の賜物と存じます。今後もますますお元気で活躍されますよう祈っております。
ご受章、誠におめでとうございます。心からお祝いを申し上げますとともに、ますますご健康でご活躍されますよう、お祈りいたします。
この度は栄えあるご受章、誠におめでとうございます。長年のたゆまぬ努力の賜物と、心よりお慶び申し上げます。今後もますますのご活躍とご健勝を心より祈念いたします。
この度のご受章、誠におめでとうございます。長年にわたるご功績が広く認められましたこと、大変嬉しく存じます。今後もますますのご健勝と更なるご活躍を心よりお祈りいたしております。
叙勲のお祝いは日比谷花壇で
日比谷花壇では、叙勲・褒章を祝う気持ちを伝える華やかな 胡蝶蘭 や スタンド花 をはじめ、渡しやすく飾りやすい生花を使った アレンジメント 、インテリアとしてますます人気の高まっているおしゃれな 観葉植物 、 プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーを用い、ディスプレイにおすすめのフレームアートまで、幅広い叙勲・褒章祝いをご提案しております。
まとめ
大切な方の長年の努力が実を結び、公に認められた証である叙勲・褒章の受章。そんな大変名誉であり最高の佳き日をお祝いする大切な贈り物だからこそ、どんなものを贈ればいいか迷ってしまう方も多いでしょう。ここまで、叙勲のお祝いの基本マナーや、贈り物の選び方や電報の例文などを紹介しました。これらを参考に、心からの祝福の言葉とともに、とっておきのお祝いを贈ってください。