「誕生花」とは、生まれた日にちなんで1年365日それぞれに特定の花を割り当てたもの。誕生日には、その日を象徴する誕生花を贈ってお祝いをするなどして親しまれています。誕生花は、固有の「花言葉」を持っています。花言葉を知ることで、自分や大切な人が生まれた特別な日に、また新しい意味を見つけることもできるでしょう。ここでは365日の誕生花について、その由来とともに、それぞれの花が持つ花言葉を紹介していきます。
365日の誕生花とは?
1月1日から12月31日までの365日間(閏年の場合は366日間)にわたって、それぞれの日を象徴する花が誕生花として指定されています。
その人が生まれた日は1年に1日しかないように、誕生花も1種類だけとなっています。
誕生花の由来
誕生花の由来には諸説ありますが、一般的にはギリシア・ローマの神話時代に起源をさかのぼります。当時の人々のあいだでは、時間や月日を司る神がいると信じられていました。
同時にその頃、花や木々は神秘的な力や、神からのメッセージを宿すものと考えられていたそうです。その時期、その日に生まれて咲く花の命には、必ず与えられた意味がある。そんな神からのメッセージを伝える暦として仕立てられたのが、誕生花なのです。
365日の花言葉とは
花言葉は植物の花や実などに与えられた、象徴的な意味をもつ言葉。日本には、明治初期に、西洋文明とともに主にイギリスの花ことばが持ち込まれました。
国や地域・民族・宗教によって花言葉には大きな違いがあります。それは、花や植物と人間の生活文化の発展とが深く結びついていたことを物語ると言えるでしょう。
世界各国に異なった「花ことば」がありますが、「花を愛でる心」は万国共通です。