HOW TO DECO -LISIANTHUS-
梅雨から初夏にかけて旬を迎える「リシアンサス」。
別名「トルコキキョウ」とも呼ばれますが、実はキキョウの仲間ではなくリンドウ科の植物です。
キキョウに形が似ている一重咲きや、華やかな八重咲き、存在感バツグンのフリンジ咲きなどたくさんの種類があり、
明るい色やニュアンスカラー、ダークな色までさまざまな品種があります。
ちょっと高価なイメージですが、1本にたくさん付いていて長持ちするので、実はコスパが良いお花です。
今回ご紹介するフリンジ咲きのリシアンサスは、バラにも劣らない存在感があるので、
気温が高い時期にお部屋を華やかにしたいときにオススメです。
・キイチゴ:2本
・リシアンサス(紫):1本
・リシアンサス(淡紫):1本
・ベロニカ:5本
・スモークグラス:5本
・フラワーベース
・ビー玉
初めに、フラワーベースにビー玉と水を入れます。このビー玉が花留めの役割を果たします。
次に、キイチゴとリシアンサスを花瓶の大きさに合わせてカットします。 キイチゴなどの枝ものは、枝分かれの部分に他の花の茎を挿すことで花留めの役割をするので、すべて切り分けるのではなく、画像のように残しておきましょう。
リシアンサスは、短くなりすぎると使いずらいので、できるだけ茎の長さが残るよう考えながらカットします。
花材はキイチゴを最初に活け、次にリシアンサスを活けます。リシアンサスは長さを変えたり前後左右に位置をずらしたりしてお花同士が並ばないように気を付けて活けましょう。
次にスモークグラスとベロニカを、リシアンサスより長めに活けます。スモークグラスは軽やかに活け、アクセントとなるベロニカは花の動きや全体のバランスを見ながら位置を決めましょう。
花器底に使う花留めはビー玉以外にも、きれいな色の小石やクラッシュガラス、貝殻などでも代用できます。
お部屋やお花の雰囲気、季節などに合わせてさまざまな組み合わせを試してみるのも楽しいですよ。
ホテル装花、ゲストハウスのウェディングフラワーを手がけ、ヒビヤフラワーアカデミーにおいて講師を務めるなど、多彩な経験と実績を持つシニアデザイナーのひとり。現在は商品企画部門に在籍。
オンライン販売の商品をデザインする他、花文化の啓蒙に努めている。
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2021.06.28~2021.07.04まで、Hibiya-Kadan Styleにてリシアンサスフェア開催中です。