「芍薬」を和風アレンジで楽しむ
HOW TO DECO -PEONY-
peony(ピオニー)という英名でも親しまれいている芍薬。
"5月のバラ”とも呼ばれており、女性のファンも多い上品なお花です。
今回は芍薬を和風にアレンジして楽しむ飾り方をご紹介します。

用意するもの
・芍薬:3本
・ドウダンツツジ:1本
・小さい剣山:1つ
・和風のフラワーベース

ステップ①
まず、ドウダンツツジを30cm~60cmの間で長さを変えて切り分けます。
硬いドウダンツツジ(枝物)の茎切り口は斜めにすると剣山に挿しやすくなります。
【剣山を使うときのコツ】
剣山に斜めに活けたいときは、上からまっすぐ剣山に挿してから横に倒すのがコツ。
また、剣山を左手で軽く押さえてながら挿すと安定して挿しやすくなりますよ。

ステップ②
次に、3本の芍薬を高低差をつけるよう、茎の長さを変えて切ります。
剣山に挿しやすい芍薬の茎の切り口は、茎と垂直に切ると剣山に挿した時にしっかり留まりやすくなります。
配置はお花の顔の位置が一直線や正三角形にならないようにするのがポイント。いろんな角度から確認し、不等辺三角形になるよう挿していくとリズム感が出ます。
芍薬を挿す時も、【剣山を使うときのコツ】を忘れずに!

和で芍薬を楽しむアレンジが完成!
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざがあるように、古来より立ち姿が美しい美人の例えとして愛でられていた芍薬。
そんなことわざを表現するかのような、芍薬が引き立つ和風のアレンジをご紹介しました。
和風のフラワーベースや剣山がなくても、和のお椀に飾るだけでもいつもと違う楽しみ方ができるので、ぜひチャレンジしてみては?
小さな丸い蕾から大きく開いていく芍薬は、甘くスイートな香りも楽しめるお花ですので、一年で最も美しく咲き誇るこの季節にぜひお楽しみください♪
- コーディネート by シニアデザイナー 福井崇史
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ホテル装花、ゲストハウスのウェディングフラワーを手がけ、ヒビヤフラワーアカデミーにおいて講師を務めるなど、多彩な経験と実績を持つシニアデザイナーのひとり。現在は商品企画部門に在籍。
オンライン販売の商品をデザインする他、花文化の啓蒙に努めている。
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