「ユリ」をダイナミックに飾る
HOW TO DECO -LILLY-
7月~8月にかけて旬を迎えるユリ。
テッポウユリやスカシユリなど様々な種類がありますが、今回は王道のオリエンタルユリをご紹介します。
オリエンタルユリの中でも最近人気の八重咲きは、花粉の心配がなく見た目もゴージャス。
フワフワのスモークツリーとともに花瓶に直接活ける、「投げ入れ」という方法に挑戦してみましょう。

用意するもの
・ユリ(八重咲き):5本
・スモークツリー(赤):3本
・ブルーブッシュ:7本
・ユーカリ(ポポラス):4本
・フラワーベース

ステップ①
花瓶に8割ほど水を入れ、スモークツリーとブルーブッシュ、ユーカリ(ポポラス)を活けます。完成形をイメージして、花瓶の口に茎を沿わせるように斜めに入れるのがポイントです。
※投げ入れは、茎同士が花瓶の中で交差して固定される方法なので、中心に来る花を先に入れると自立しにくくなってしまいます。
枝分かれした葉などを周りの花から入れて、最後に中心の花を入れていく方が作りやすくオススメです。
※夏は特に水が腐り易くなるので、水に浸かる部分の葉は全て取り除きましょう。

ステップ②
花が下を向かないように気を付けながら、スモークツリーとブルーブッシュの間にユリを入れていきます。花同士がぶつかりそうな時は、前後に少しずらすだけで回避できますよ。

ユリとスモークツリーのゴージャスなアレンジが完成!
ユリは花の形の特性上、短く切り分けるより長さを残したまま活けた方が扱いやすく、美しく仕上がります。
花と花の間隔が広く空いているお花なので、できれば1本だけでなく何本か組み合わせて活けるとゴージャスになります。
花瓶は縦長で口が小さ目のものを選んだ方が、ユリが安定して活けやすいですよ。
- コーディネート by シニアデザイナー 福井崇史
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ホテル装花、ゲストハウスのウェディングフラワーを手がけ、ヒビヤフラワーアカデミーにおいて講師を務めるなど、多彩な経験と実績を持つシニアデザイナーのひとり。現在は商品企画部門に在籍。
オンライン販売の商品をデザインする他、花文化の啓蒙に努めている。
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