「喜んでもらいたい」という思いが強いほど、母の日のプレゼント選びには時間がかかります。悩みすぎてなかなか決められず、結局「無難なカーネーションを贈ることになった」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、母の日ギフト選びのコツとポイントをご紹介します。

母の日のプレゼント選びのヒントは、普段の何気ない会話の中や、贈る相手の趣味・習慣などから得られるものです。
何気ない会話の中には、お母さんが欲しがっている物や、現在困っていること、不満を把握することができます。例えば、疲れやストレスがたまっている場合にはリラクゼーショングッズやマッサージのギフト券、キッチン周りに不便さを感じている場合であれば、キッチングッズなどが喜ばれるでしょう。
また、趣味や習慣があれば、趣味や習慣に関する実用品のプレゼントもおすすめです。

喜んでもらいたいと張り切りすぎると、かえって相手に気を遣わせてしまう場合があります。
あまりにも高価な物をプレゼントすると、お母さんは普段以上に気を遣ってしまうでしょう。そのため、贈り物の金額や食事会の規模、旅行のプランなどには配慮が必要です。
母の日の経験談では、「高価な物をもらって、お返しを考えずにはいられなかった」、「子どもや孫との食事会を開いてくれたのは嬉しかったが、孫に気を遣って疲れてしまった」などの意見が挙がりました。お母さんが本当に喜ぶプレゼントを贈るためには、事前にしっかりとお母さんの気持ちをリサーチしておくことが大切です。

贈り物にはさまざまなジンクスがあります。地域や年代によって常識が異なるケースがあるため、誤解されないように注意しましょう。
例えば、母の日の贈り物としてフラワーギフトを贈る場合は、花の色にまつわるジンクスや花言葉に注意してください。中でも注意するべき花が、「白いカーネーション」です。カーネーションは母の日のシンボルとも言えますが、白いカーネーションは「亡き母に贈る花」とされています。
しかし、花言葉を上手に利用することで、お母さんに感謝のメッセージを伝えることもできます。花言葉を調べてプレゼントする花を吟味すれば、日頃の感謝を花と一緒に伝えることができるでしょう。

花以外にも、注意するべきジンクスがあります。ハンカチは母の日ギフトとしてよく選ばれるアイテムですが、漢字で表記すると「手巾（てぎれ）」となることから、「縁を切る」という意味合いが含まれています。エプロンに関しても、「もっと働くように」というメッセージが込められていると感じてしまう人もいるようです。
どちらも現代では一般的なプレゼントですが、贈る相手の住む地域や年代によって、これらの意味合いが今も強く残っている可能性があります。そのため、特に義母にプレゼントを贈る際はこれらの点に注意しましょう。

時間をかけて一生懸命選んだプレゼントでも、プレゼントが相手の好みに合わない場合もあります。意図せず気を遣わせてしまうことや、ときには誤解を招いて不快にさせてしまう可能性もゼロではありません。このようなリスクを最小限にとどめるために役立つアイテムが、メッセージカードや手紙、ビデオレターです。 プレゼントにメッセージカードなどを添えることにより、自分の気持ちを相手にしっかりと伝えることができます。また、添えられたメッセージによって、心がこもっていると感じる方も少なくありません。日頃の感謝を文字にして伝えることにより、誤解されることなく気持ちが伝わるでしょう。

日頃の会話を大切にすることから、母の日のプレゼント選びは始まっています。プレゼント人気ランキングなどに頼らなくても相手のことを考えて決めたプレゼントであれば、きっと喜んでもらえるでしょう。
2023年の母の日はとっておきのギフトを贈れるように、事前にしっかりとリサーチしておきましょう。