ゴーヤ茶は苦い?美味しい手作りレシピと注目の栄養成分を解説

ゴーヤ茶は苦い?美味しい手作りレシピと注目の栄養成分を解説

夏の暑い季節を迎えると目にする機会が増えるゴーヤ。ゴーヤは沖縄の方言で 「ニガウリ」 のことを指し、「ゴーヤチャンプルー」をはじめとした沖縄料理に頻繁に使用される野菜です。
栄養豊富で初心者でも栽培しやすく、ご家庭で夏場に窓からの直射日光を遮る「グリーンカーテン」としても注目されています。

そんなゴーヤを日々の食卓に取り入れたいけれど、独特の苦味が苦手という方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、実はゴーヤは お茶にすることにより独特な苦味が和らぎ、飲みやすくなる んです。今回は、ゴーヤ茶が持つ魅力と簡単な作り方についてご紹介していきます。

ゴーヤ茶の栄養成分とメリット

収穫したゴーヤ

ゴーヤには、近年の研究で注目されている良質な脂肪酸(リノレン酸の仲間)をはじめ、日々の健やかな暮らしをサポートする成分が豊富に含まれています。

また健康維持や美容に欠かせないビタミンCは、キャベツの約3倍にもなるそう。そして、このゴーヤをお茶にして乾燥・焙煎することで、その栄養素がぎゅっと凝縮されます。ゴーヤ茶と生のゴーヤと比較すると、カリウムやカルシウム、鉄分といった現代人に不足しがちなミネラル分がぐんとアップするするということが判明しています。

ここでは、ゴーヤ茶を飲むことで期待できるメリットを見ていきましょう。

独特の「苦味」が持つチカラ

ゴーヤ特有のあの心地よい「苦味」。これは「チャランチン」「モモルデシン」という植物由来の成分によるものです。

東洋では古くから生活の知恵として、このゴーヤの苦味は「元気を呼び覚ます味」として重宝されてきました。なんとなく調子が出ないときや、季節の変わり目にどんよりしがちなとき、この独特の風味が気分とともに胃腸をシャキッと整えてくれます。夏バテ対策としてお食事と一緒に取り入れることで、内側からの健康維持に役立つとして注目されています。

「チャランチン」や「モモルデシン」は、主に皮や種に多く含まれています。ゴーヤの一般的な調理方法では苦味を抑えるためにワタや種を取り除きがちですが、種ごと乾燥させたゴーヤ茶であれば、苦味を和らげながら効率よく摂り入れられます

アクティブで軽やかな体づくりに

ゴーヤの「種」には、体内で「共役リノール酸」という成分に変わるリノレン酸が含まれています。

これは、年齢とともに気になる「めぐり」や、理想的なスタイル維持を優しく後押ししてくれる成分。毎朝のストレッチや、お庭でのガーデニングなど、心地よい運動の合間の水分補給としてゴーヤ茶を取り入れることで、より軽やかでアクティブな毎日を目指せそうですね。

日差しに負けない透明感を

ゴーヤ茶に含まれている豊富なビタミンCは、透明感のある若々しい身体づくりに欠かせない成分です。

一般的にビタミンCは熱に弱いとされていますが、ゴーヤのビタミンCは果肉の組織にしっかり守られているため、熱を加えても壊れにくいという特徴があります。そのため、お茶として淹れても、植物の恵みをそのままいただくことができるのです。日差しが気になる季節の、内側からのビューティーケアにもおすすめのアイテムです。

季節の変わり目を健やかに乗り切る

年々厳しくなる暑さ寒さに代表されるように、季節の変わり目に寒暖差の激しい日本の四季は、体に負担がかかりやすいもの。ゴーヤ茶に豊富に含まれるビタミンCやミネラル(カリウムなど)は、崩れがちな季節のコンディションを優しく整えてくれます。

天然のゴーヤ茶にはカフェインが含まれないため、胃の弱い方や妊婦の方の水分補給としても安心です。南国育ちのゴーヤが持つみずみずしい生命力を体に取り入れて、季節に揺らがない健やかな日々をお過ごしください。

ゴーヤ茶の作り方・手作りレシピ

乾燥させたゴーヤ

ゴーヤ茶は家庭でも簡単に作ることができます。苦味も少なく、ほうじ茶に似たほのかな甘みとコクが特徴です。ゴーヤ特有の風味が気になる場合は、アイスにすると飲みやすくなります。

下記にまとめた作り方に従って、ゴーヤ茶を淹れてみてください。

1. ゴーヤは縦半分に切り、スプーンで綿を取り除きます。種は捨てず、綿から取り除いてください。

2. 半分に切ったゴーヤを1mm幅の薄切りにします。

3. クッキングシートを敷いた皿の上に、ゴーヤと種を重ならないよう広げます。

4. 1日から2日、日当たりと風通しの良い所に置き、カラカラになるまで天日干しにしてください。天日干しが難しい場合は、電子レンジで加熱しましょう。(電子レンジを使用する場合は、オーブンシートの上にゴーヤを並べ、両面を3分から4分ずつ加熱します。)

5. 乾燥したゴーヤと種をフランパンで薄茶色になるまで乾煎りしたら完成です。冷めたら、湿気を吸わないよう密封できる容器に入れて保存してください。

ゴーヤ茶の美味しい飲み方

冷たいゴーヤ茶

急須などにゴーヤを適量入れ、熱湯を注ぎ5分待ちます。煮出す場合は2分から3分程度で大丈夫です。しっかりと ゴーヤの成分を抽出してから飲みましょう。

一般的には、普段のお茶代わりにコップ数杯程度から、毎日の生活に取り入れる方が多いようです。また出し殻になったゴーヤは、佃煮にして食べることができます。

おわりに

夏の代表的な野菜の1つであるゴーヤ。家庭菜園で育てる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ゴーヤ茶は家庭で簡単に作ることができ、体に良いと言われる成分が数多く入っています。 普段はスーパーで見かけるゴーヤですが、その小さな種や苦味の裏には、過酷な夏を生き抜くための素晴らしい植物の知恵が隠されています。

お庭で「緑のカーテン」としてお花や葉の美しさを楽しんだあとに、その恵みを美味しくお茶としていただく。そんなふうに植物と深く関わる暮らしは、私たちの心と体をいっそう豊かにしてくれることでしょう。

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