年に1度の母の日に、日頃の感謝の気持ちを込めてカーネーションを贈る方は多いでしょう。しかし、毎年同じ花を贈っていると、普段と少し違った花を贈りたくなるものです。少し違った贈り物をしたい方は、花が青いカーネーション「ムーンダスト」を贈ってはいかがでしょうか。
今回は、特別な青紫色のカーネーション・ムーンダストが生まれた背景や花言葉、花の特徴をご紹介します。
青いカーネーションは、日本の大手酒造メーカーとオーストラリアの植物工学企業の共同研究開発によって誕生しました。
本来、カーネーションには青色色素がありません。そのため、青系のカーネーションは存在しませんでした。しかし、ペチュニアやビオラなどの花から青色色素をつくる遺伝子を摂取し、カーネーションの遺伝子に組み込む技術が開発されたことにより、ついに青いカーネーションの生産が可能になりました。
世界で初めての青いカーネーションは、1997年に「ムーンダスト」ブランドとして発売されています。2004年には生花として初めてグッドデザイン賞の金賞を受賞し、2006年には日経、優秀製品・サービス賞の優秀賞を受賞しました。
青いカーネーションは、まるで幸せの青い鳥を探し求めるように、長い年月をかけて開発を続けた結果生まれました。
ムーンダストの名前には、「月のように柔らかな包容力のある花であって欲しい」という思いが込められています。豊穣(ほうじょう)の月という言葉があるように、月は生産の象徴です。また、母性や優しさ、包容力を表します。
ムーンダストには「幸せを願う青い花」というコンセプトもあります。結婚式で花嫁が身に付けると幸せになれると言われているサムシング・フォーの1つ「サムシング・ブルー」のように、幸せを素敵に演出する花です。
青いカーネーション、ムーンダストの花言葉は「永遠の幸福」です。
ムーンダストを贈ることで、お世話になった母親にいつまでも幸せでいて欲しい思いを伝えてはいかがでしょうか。
また、ムーンダストの名前も、普段から月のように見えないところで支えとなってくれる母親の姿と重なるところがあるかもしれません。
ムーンダストは今や、日本やオーストラリアだけでなく、ヨーロッパやアメリカ、カナダ、ロシア、ドバイなど世界中で好評を博しています。
ムーンダストには全部で8つの種類がありますが、日本ではそのうちの6種類が販売されています。大型で一輪咲きの「スタンダードタイプ」4種類と、多花性で枝分かれする「スプレータイプ」2種類です。
母の日の贈り物にぴったりの青いカーネーション「ムーンダスト」の特徴やコンセプト、花言葉をご紹介しました。
ムーンダストは種類が豊富であるため、さまざまな色を組み合わせたオリジナリティーのあるアレンジメントも可能です。年に1度の母の日、青いカーネーション、ムーンダストを贈って尊敬と感謝の気持ちを表現しましょう。