日本の秋の景色を彩る、「コスモス」。
元々はメキシコが原産の植物ですが、日本の気候によく合うため全国に広まり、
今では日本の秋を代表する花の一つとして定着しました。
コスモスだけでまとめて飾っても、グリーンと組み合わせて飾っても
可憐な雰囲気を作り出してくれるお花です。
◆花言葉◆
「乙女のまごころ」「謙虚」「調和」等。
また花の色によっても異なり、
ピンクは「乙女の純潔」、
赤は「乙女の愛情」、黄色は「幼い恋心」です。
可愛らしい花言葉ばかりですので、女性へのプレゼントに適したお花です。
◆特徴◆
コスモスはキク科コスモス属の植物。
名前の語源は、ギリシャ語の「kosmos(美しい)」に由来しています。
サクラに似た花を秋に咲かせることから、和名を「秋桜」と名付けられました。
コスモスと言えばピンクや赤、白いお花を見掛けることが多いと思いますが、品種改良によって黄色やチョコレート色なども生まれ、年々色とりどりになっています。
比較的丈夫で育てやすい品種ですので、ガーデニング初心者の方にもおすすめのお花です。
黄色のコスモス
赤褐色のチョコレートコスモス
◆置く場所◆
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日当たりが十分でないと細くなり花付きも悪くなるため、日当たりのよく風通しのよい場所に植える、または鉢を置きます。
開花の時期が近付いてきたら、夜でも街灯や部屋の明かりなどが当たらないようにする必要があります。
◆水遣り◆
- 地植えの場合:日当たりがよく雨に当たる風通しのよい場所に植えると、水やりの必要はありません。真夏の猛暑日で土の表面が乾いている状態が続いたときは、朝晩などの涼しい時間に水やりをしてください。
- 鉢植えの場合:土の表面が完全に乾いたら水やりを行いましょう。
今月のテーマ コスモス
しなやかな茎のラインと、一重の花弁が淑やかで美しいコスモス。
秋風になびくようなその花姿はとても風情を感じます。
飾る時はコスモスの持つ繊細で美しい部分をフィーチャーするとより素敵に飾れると思います。
Point1 ~飾り方~
コスモスは茎や葉の繊細なラインが美しいことが特徴的な花でもあるので、茎や葉のラインが引き立つような飾り方をしてあげると、コスモスの良さが伝わりやすいです。
花と花、茎と茎の間に適度な空間を作るとそれぞれのフォルムがよりはっきりして、一花一花、一茎一茎がより引き立ちます。
Point2 ~飾る場所~
繊細な花弁は光が透過するとまた違った美しさを纏うので、逆光になる場所に飾って撮影しても素敵な写真が撮れたりします。
また、飾る場所の背景の色や明るさを茎と変えてみたり、背景をよりシンプルにしてあげると、コスモスの持つ繊細で美しい部分をよりフィーチャーできます。