夏を象徴するお花といえば、
ヒマワリを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
太陽のような姿は世界中で大人気で、
数々の絵画や歌などの題材としても取り上げられていますよね。
また、鑑賞するだけでなく、種を食したり、油を搾ったり様々なところで利用されています。
日本各地のヒマワリ畑も、7月下旬頃から8月に見ごろを迎えます。
青空に映える、ヒマワリを見ていると元気をもらえそうですね。
◆花言葉◆
「栄光」「光輝」「愛慕」「あこがれ」「あなたを見つめる」など
◆特徴◆
北アメリカが原産のキク科の1年草で、
7~9月にすくっと立ちあがった茎から太陽のような大輪の花をつけます。
いわゆる、黄色い花びらの部分は舌状花(ぜつじょうか)と呼ばれ、
種をつけない花で、
中心の茶色っぽい部分は、筒状花(とうじょうか)
もしくは管状花(かんじょうか)と呼ばれ、受粉して種をつける花です。
1個の花に見えるヒマワリは実は花がびっしり並んだ花の集合体なのです。
最近では多くの園芸品種が出回っており、
小輪から大輪、一重咲きや八重咲きの品種など多種多様です。
花の色も一般的な黄色や、オレンジ系のものから、
紫、黒みがかったシックな色味までバラエティに富んでいます。
八重咲のヒマワリ
シックな色味の品種ムーランルージュ
◆置く場所◆
切り花の場合、直射日光を避け、エアコンの風が当たらないなるべく涼しいところに置いてください。
鉢植えの場合、やや日当たりの良い場所に置いてください。
◆水遣り◆
切り花の場合、お水は少なめに、毎日換えて清潔に保つようにしてください。ただし、長持ち剤を使用している場合は毎日でなくても構いません。
鉢植えの場合、土の表面が乾いていたら水をしっかりとあげて、受け皿に溜まった水は捨ててください。
今月のテーマ ヒマワリ
太陽を連想する花、ヒマワリ。一輪でもお部屋にあると、ぱっと陽が射したように明るくなり、元気な気持ちにさせてくれるお花です。
とってもポピュラーなお花ですが、いざ飾るとなると花が下を向きになってしまい易いお花でもあります。
一輪挿しを使って、ヒマワリを元気なイメージのまま簡単に飾れるコツをご紹介いたしますので、ご参考になれば幸いです。
【 一輪挿しで花が下を向いてしまわないコツ 】
ヒマワリなど真横を向いて咲く事のある花で枝分かれしていない一輪花は上向きに活けても手を離すとクルっと下向きに茎ごと回転し下を向いてしまったりします。
そんな時は『 花留め 』というテクニックを使えばOK。奥が深い花留めですが、簡単に綺麗に飾れる方法を一つご紹介します。
Point1 《 準備 》
以下の4つを準備します。
①ヒマワリの花
②口が狭い花器(小さすぎると倒れやすいので注意)
③その口から入る綺麗な小石(サンゴやガラスビーズ)などでもOK)
④水(水には鮮度保持剤を入れるとより長い期間楽しめます。)
準備ができたら、花器の中に小石と水を入れます。
Point2 《 活ける 》
花瓶に入る位置にある葉を全て取り、茎をよく切れるハサミ(又はナイフ)で斜めに切り、花瓶の中に入れた小石に埋まるように、茎を垂直に軽く挿していきます。挿さりにくい時は少し左右に回しながら挿していくと、上手く挿すことができます。