ふわふわと軽やかに、私たちに春を知らせてくれる「ミモザ」。
ミモザが黄色い花をつけるこの季節、3月8日は「国際女性デー」です。
イタリアでは、この「国際女性デー」のころに花を咲かせるミモザをシンボルとして、
男性が女性にミモザの花を贈る習慣があります。
そのため3月8日は「ミモザの日」とも呼ばれています。
ふんわりとまぶしい黄色の花を咲かせるミモザは、
近くで見ると一つ一つが繊細で光の粒のように美しいお花です。
◆花言葉◆
「ミモザ(アカシア)」の花言葉は「友情」「秘密の恋」「秘めた愛」などがあります。
「秘密の恋」という花言葉は、インディアンの若い男女が愛を告白するときにアカシア属の花を贈ったことに由来するともいわれます。
◆特徴◆
ミモザはオーストラリア南東部原産を原産とする、マメ科アカシア属の植物です。
ミモザは本来、オジギソウ属を指す植物名でしたが、フサアカシア(アカシア属)の葉がオジギソウに似ていることから、誤ってフサアカシアをミモザと呼ぶようになったと言われています。
アカシアの仲間は約1000種ありますが、一般的にミモザと呼ばれているものはフサアカシアやギンヨウアカシアという品種です。
オジギソウの葉
フサアカシアの葉
◆飾る場所◆
-
ミモザは乾燥に弱く花が落ちやすいため、切り花を飾る場合には風にあてないよう注意してください。
また、寒さにあまり強くないので寒風に当てないようにしましょう。
◆水遣り◆
-
切り花を花瓶に飾る場合、水上げをよくするために細い枝は斜めにカットし、太い枝は十文字に割りを入れると良いでしょう。
切り花鮮度保持材を使うとより長くお花をが楽しめます。
今月のテーマ ミモザ
ミモザは他の春花と合わせても素敵に飾れますが、ミモザをいっぱいに感じたいときは、ミモザの花だけを花瓶に飾ったり、花と葉と茎だけで作ったリースがおすすめです。
リースにすると徐々に乾燥が進みますが、綺麗に乾燥しやすいので、そのままドライフラワーとしても長い間楽しめます。
Point1 《 ミモザの花だけを飾る 》
①『小さく飾る』
まあるくポンポンしたとってもかわいらしいミモザの花。その表情を伝えるなら『小さく飾る』と◎。一輪一輪の可愛さが引き立ちます。
②『写真に撮る時はより小さな小物を入れる』
小さい花でもスケール感が出て華やかな見栄えになります。
Point2 《 リース 》
①『生のミモザ(花と茎と葉)で作る』
茎を曲げたり縛ったりするときに折れにくくなります。
②『少し多めに入れる』
乾燥後に縮むため、少し小さくなります。
③『きつく縛る』
縮むことで抜け易くなるので、きつく縛ります。
④『綺麗な形でリースをドライにする』
テーブルなどに平置きして数日間乾燥させると壁に掛て乾燥させるよりも綺麗な形で乾燥します。