この時期、お花屋さんでもデンファレやモカラなどのランが多く並びます。
主に熱帯地方が原産地のランは、夏でも元気よく咲きます。
暑さにも強く、花もちも良いのでご自宅で楽しむにもおすすめの花です。
◆花言葉◆
「美しい淑女」「優雅」等。
様々な種類があるので、種類ごとにも花言葉があります。
◆特徴◆
ランの花びらは左右対称となっているのが特徴的です。
特に中央の花びらは「唇弁」、「リップ」とも呼ばれており、
まさに唇のように突き出しています。
これは花粉を求める虫を誘いやすいように発達したものと言われ、
種類によっては周りの花びらと色が違うものもあります。
まるでお化粧をしているようで、とても可愛いですよね。
ピンク色のリップを持つラン
オレンジ色のリップを持つラン
◆置く場所◆
切り花の場合、直射日光を避け、エアコンの風が当たらないなるべく涼しいところに置いてください。
鉢植えの場合、夏場は直射日光の当たらない屋外に置くようにしてください。
それ以外の季節はなるべく日当たりのよい場所に置き、最低7℃は保つようにしてください。
◆水遣り◆
切り花の場合、お水は毎日換えて清潔に保つようにしてください。
ただし長持ち剤を使用している場合は毎日でなくても構いません。
鉢植えの場合、温度の高い時期は土が乾いたら鉢底穴から水が流れ出るくらい十分に与えてください。
逆に低温の時期は1週間に1回程度に減らしてください。
今月のテーマ ラン(モカラ)
モカラは茎が太くまっすぐなので、一輪挿しに。単純に一本飾るとなかなか素敵に飾れませんが、何本もまとめ束ねたり、小分けにしてかざったり、茎を切り離して水に浮かべたり工夫して飾ると簡単にモカラの持つ色や形が映えてきます。
- Point1
- 色はビビッドなピンク、イエロー、オレンジ(山吹色)があり、補色の花器や背景と合わせて印象的に飾ってみるのもよいでしょう。
- Point2
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花持ちがよく、比較的長い間楽しめますが、枯れる時は下の方から枯れていきます。
枯れてきたら取り除き新鮮な風が通るように飾ると残った花がより長く楽しめます。
少ない花数でも手軽に楽しめる
カラフルアレンジ
材料
- ・モカラ
- ・口の広くない透明な小瓶
- ・水性絵具
カット
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花瓶に合わせて太い茎をカット。
もったいないからと花を全て残したり、太い茎を短く切り過ぎたりすると花瓶に生けた時に不恰好になり易いです。
短く切って落とした花は浅いお皿に水を張り、浮き花としても楽しめます。
水に色をつける
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茎の長さが適当か生けてみて確認したら、花の色や、背景の色も意識しながら花瓶にお好みの色の水性絵具を入れて色を付けましょう。
※絵の具を混ぜる時は花を一旦取り出してから混ぜてください。