9月下旬ごろから、全国各地のダリア園で見ごろを迎えます。
色と咲き方に豊富な種類をもつダリアは、花ひとつひとつが違った表情を見せてくれます。
様々に花開き、色とりどりに咲く様子は秋の訪れを喜んでいるようで、見ていると心が躍ります。
◆花言葉◆
「華麗」「優雅」「感謝」。しかし一方で「裏切り」や「移り気」等も。
色別にもそれぞれ花言葉を持っています。
◆特徴◆
ダリアは2~3万品種と豊富な種類を持ちます。中でも咲き方は実にさまざま。
一重咲きのものから八重咲きまであり、分類すると十数種類にもなります。
花びらの形も平たいものから筒状のものや、先端がねじれているものまで幅広くあります。
咲き方の違うものを見比べてみると、同じダリアだとわからないくらいですね。
「一重咲き(シングル咲き、アネモネ咲き等)」
「八重咲き(デコラティブ咲き、ボール咲き、カクタス咲き等)」
◆置く場所◆
切り花の場合、直射日光を避け、エアコンの風が当たらないなるべく涼しいところに置いてください。
鉢植えの場合、日光を好むので日当たりの良い場所に置いてください。
ただし、夏の強い直射日光に当たりすぎると株が弱くなってしまう場合があるので適度に遮ってあげるなど、注意が必要です。
寒さには弱いので、冬季に地中が凍る環境では、秋に球根を掘り上げて春にまた植えてください。
◆水遣り◆
切り花の場合、お水は毎日換えて清潔に保つようにしてください。
ただし長持ち剤を使用している場合は毎日でなくても構いません。
鉢植えの場合、土が乾いていたら水をしっかりとあげてください。
(湿気を嫌うので根腐れしないようあげすぎには注意してください)
また、花に水をかけてしまうと花枯れの原因となるので花は避けてあげてください。
今月のテーマ ダリア
繊細かつダイナミックな花弁を持つダリアの花姿は上質な華やかさがあり、とっても素敵。大輪ダリアは花弁がぶつかると傷になりやすく、ムレにも弱いので、一輪挿しなど風通しがよくゆったりしたスタイルで飾ると、美しい姿でより長く楽しめます。
- Point1
- 一輪挿しや、空間を活かすような飾り方をする場合、花が大きく立派なダリアはなかなか思う位置や角度で飾れなかったりします。そんな時は花留めの方法を一工夫してみましょう。
- Point2
- ダリアには華があり、他のお花と合わせても主役になれる花ですが、ダリアを引き立てられるような花やグリーンを選んで合わせると、よりダリアの美しさが引き立ちます。
- Point3
- 傷や枯れで外側の花弁の花弁が汚くなった場合は汚くなった花弁の根本付近をハサミでカットして取り除くと◎。引っこ抜くようにして取り除こうとすると他の綺麗な花弁も抜けやすくなってしまうので、お気をつけください。
ひと手間加えて
遊び心のある飾り方
材料
- ・小瓶
- ・調味料入れ
- ・ダリア
- ・その他お好きなお花・グリーン
準備
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調味料入れは予め底のフタを外しておき、水を入れた適当な小瓶にスッポリかぶせます。
※お花がぐらぐらしないように、中に入れる小瓶の口は狭めのものが良いです。
花を生ける
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調味料を出すための穴にお花を活けます。
花留め的な効果に加え、花の足元がとってもスッキリするので、すごく簡単に飾れます。
※使用した調味料入れを食用に使うときはよくキレイに洗ってから使うなど、衛生面にご注意ください。