アマリリスは園芸でも人気が高く、大輪の花を咲かせる見ごたえのある花。
春咲きの品種と秋咲きの品種があり、咲き方や花色も様々。
ギリシャ神話の「少女アマリリス」から名前をとったというエピソードも有名です。
神話から生まれた花として見ると、その姿はより一層美しく、神秘的に感じませんか。
◆花言葉◆
「プライド」「内気」「おしゃべり」「強い虚栄心」「すばらしく美しい」等。
この花言葉もギリシャ神話から生まれたそうです。
◆特徴◆
アマリリスはヒガンバナ科の植物。
数百種類の品種があり、花の色は赤、ピンク、白、グリーン、黄色等様々です。
花姿はユリにとてもよく似ていますが、ユリ科の花とは全く違います。
その見分け方のひとつとして、花の咲き方が挙げられます。
アマリリスは一本の茎の先から花が複数咲くのに対して、
ユリは一本の茎から枝分かれしたつぼみがそれぞれ花を咲かせます。
アマリリスの咲き方
ユリの咲き方
◆置く場所◆
切り花の場合、直射日光を避け、暖房の風に当たらないところに置いてください。
鉢植えの場合、日当たりと風通しのよい場所を好みますが、冬は凍らないように軒下などに置いてください。
◆水遣り◆
切り花の場合、お水は毎日換えて清潔に保つようにしてください。ただし、長持ち剤を使用している場合は毎日でなくても構いません。
鉢植えの場合、成長期には土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをして、葉が枯れ始めたら徐々に水やりを控え、冬は水やり不要です。
今月のテーマ アマリリス
クリスマスやお正月やブライダルなどで人気の高いアマリリス。球根から太い茎をのばしてユリ咲の大きな花を咲かせます。太い茎は葉や節が無いため、シンプルで大変美しい姿をしています。そのため、アレンジメントやブーケなどで、茎を見せるようなデザインにて使われることもよくあります。
- Point1
- 茎は中が空洞のため、太さのわりには折れやすい性質があります。そのため、茎を長く使うときは茎中に芯棒を入れたり、茎を短く使ったりする方がよい場合があります。
- Point2
- 茎の切り口は水に浸けしばらくするとタコウインナーの脚のように数本に裂けながらクルクルと外巻に開いてきてしまいます。茎を切ったときはすぐに切り口の直ぐ上をテープで巻いておくと タコウインナーのようにならずに済みますので、ガラスなどの中身が見える花瓶に入れて飾る場合は切り口の直ぐ上をテープで巻いておくとよいでしょう。
洗練されたモダンな印象!
和風アレンジメント
材料
- ・花器
- ・吸水性スポンジ
- ・ワイヤー
- ・アマリリス
- ・トクサ(フトイ、青竹でも可)
- ・お好きなお花
ベース作り
- 先ず、トクサが四角い輪になるようにトクサの両端をワイヤーで結束します。次に、角と角の間の四ケ所をワイヤーで縛ったら、その縛ったワイヤーの脚は切り落とさずに、吸水性スポンジの入った花器に全て挿してトクサを花器に固定します。
お花を挿す
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はじめにメインとなるアマリリスを挿して、隙間を他の花を挿してバランスを取りましょう。大きいお花から挿すと調整しやすいです。
※太いアマリリスの茎は中身が空洞 なので、折れ易く、潰れ易いです。アレンジメントで使う時は茎の内径に合うような芯棒を挿し込んであげると良いです。