スイートピーには「春咲き」「夏咲き」「冬咲き」とそれぞれ種類があり、
一年を通して楽しめる花です。
この時期切り花として流通しているのは「冬咲き」のものが一般的です。
香りが良いということを意味する「スイート」と、
マメ科の植物を表す「ピー」を組み合わせて名づけられました。
寒い時期こそ、スイートピーの優しく甘い香りに癒されてみてはいかがでしょうか。
◆花言葉◆
「門出」「別離」「ほのかな喜び」「優しい思い出」等。
◆特徴◆
スイートピーはマメ科の植物。別名、麝香豌豆(じゃこうえんどう)等と呼ばれており、
甘い香りと優しい色合いが特徴的でひらひらとした花びらが可憐な花です。
マメ科と言われるとあまりピンと来ないかもしれませんが、
実際に育てると実をつけることがあります。
見た目はエンドウ豆と似ていますが、スイートピーの実は毒性を持っており
食用ではありませんのでお気をつけください。
スイートピーの実
エンドウの実
◆置く場所◆
切り花の場合、直射日光を避け、暖房の風に当たらないところに置いてください。
鉢植えの場合、日当たりと風通しのよい場所を好みますが、冬は凍らないように軒下などに置いてください。
◆水遣り◆
切り花の場合、お水は毎日換えて清潔に保つようにしてください。ただし、長持ち剤を使用している場合は毎日でなくても構いません。
鉢植えの場合、根を深く張るので土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。
今月のテーマ スイートピー
フローリストの中でもファンが多いスイートピーの香りはきめ細かくもしっかりした甘い香りで、春の季節感とともに幸せを運んでくれます。細くしなやかな美しいラインを描く茎に軽やかで繊細な花をつけるので、柔らかく優しいデザインの花束やアレンジに向いています。旬は短いので、この時期に是非使って楽しんでいただきたいお花です。
- Point1
- 茎の切り口から水を良く吸えるように、よく切れるハサミを使い茎を切りましょう。よく切れるナイフやカッターを使って切ると、導管をつぶさずに切れるので、より水を吸ってくれます。
- Point2
- 花は順番に下から枯れてくるので、枯れてきたら早めにとってあげると、残った花がより生き生きと長持ちします。枯れてきた花は下向きに軽く引っ張ると取れます。
女性に喜ばれる!
香りを楽しむミニブーケ
材料
- ・花束を縛るヒモ
- ・保湿紙(キッチンペーパーでOK)
- ・アルミホイル
- ・ラッピングペーパー
- ・リボン
- ・スイートピー
- ・お好きなお花・グリーン(ラナンキュラス、ヒヤシンス、バラ、スカビオサ、グリーン[ピットスポラムなど]がおすすめです)
剪定し、束ねる
- 花束は茎を束ねて作りますが、茎の真ん中から下に付いている葉や花を取り除いてから束ねます。束ねたら下から1/3辺りを目安に紐で縛ります。
保湿とラッピング
-
束ねたら茎の下を揃えるようにハサミでカット。その部分を保湿紙で覆うように包み、その上からアルミホイルで包み込むように巻いて乾燥を防ぎます。
最後にお好みのラッピングペーパーで花束を素敵にラッピングして、持ち手部分の上部にお好みのリボンを巻いたら完成♪