季節の花と緑を楽しむ ラナンキュラス 2月

ころんと丸いフォルムが愛らしい「ラナンキュラス」。
幾重にも重なる花びらが可憐なラナンキュラスは、カラフルな花色と豊富な咲き方を持ち、
あたたかな春を感じさせてくれるお花です。
品種によっては花びらが200枚ほど重なったボリュームたっぷりのラナンキュラスもあり、
一輪で飾っても存在感のある花姿で私たちを楽しませてくれます。

豆知識

◆花言葉◆

ラナンキュラス全体では、「晴れやかな魅力」「あなたは魅力に満ちている」など。
また花色によって花言葉が異なり、黄色は「優しい心」、ピンクは「飾らない美しさ」などがあります。

◆特徴◆

ラナンキュラスは中近東からヨーロッパ南東部を原産地とする、キンポウゲ科の植物です。
近年では品種改良が進み、花色や花形も変化に富んだ品種が登場しています。
ラナンキュラスは、カエルが生息するような湿地帯に自生していたことから、ラテン語のカエルを意味する『ラナ』が語源となって名付けられたと言われています。

ラナンキュラスを使った花束

ラナンキュラスを使った花束

ラナンキュラスを使ったアレンジメント

ラナンキュラスを使ったアレンジメント

◆置く場所◆

  • 切り花は、少し肌寒いと感じる場所に置くのが理想です。

◆水遣り◆

  • お水は濁る前に交換しましょう。切り花用鮮度保持剤を使うとより長くお花を楽しめます。

日比谷花壇トップデザイナー 福井崇史の花と緑の講座

今月のテーマラナンキュラス

繊細な花弁とすっきりしたライトグリーンの茎が美しいラナンキュラスは花と花の空間にゆとりを持った飾り方をすると、より綺麗に咲いてくれたり、茎も美しく見せることができます。

福井崇史

ポイント

Point1

縦長の小瓶や一輪挿しにシンプルにゆったり飾ると花がぶつかることなく美しく咲きます。
小窓や洗面所、デスクなど、ちょっとしたスペースに飾るとよいでしょう。とても簡単に飾れます。

Point2

茎を少し長くとり、いくつも小瓶を並べて、隣の小瓶の茎と茎が交差するようにゆったりと飾ると、茎が美しく見えたり、空間が豊かになります。
玄関やチェストなど、少しスペースが取れるところに飾ると良いでしょう。
花の量やスペースに合わせて小瓶の数を変更できるので、比較的置き場所を選ばずに飾ることが出来るようになります。

Point3

複数の小瓶に春のお花と合わせて飾る。
例えば、スイートピーやお庭で育てたパンジー・ビオラ、ちょっとしたグリーンなども一緒に飾れます。
小瓶に2~3本くらい長さを大きく変えて、ポイント②ように並べて飾ると春を感じる軽快なリズムと豊かな空間が生れます。

ラナンキュラスのアイテムはこちら

  • プライバシーマーク